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CEOの岡崎でございます。
本日はお忙しいところ、ご出席くださいまして、誠にありがとうございます。
まず初めに、今般のリコールに係わる一連の事態につきまして、多大なるご迷惑とご心配をお掛けしておりますこと、並びに、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の方々に深くお詫び申し上げます。
さて、本日の株主総会で、新生三菱自動車の体制が固まり、ここに勢揃いしておりますメンバーで再生計画に取り組んでまいります。去る5月21日に再生計画を発表させて戴いて以来、信頼の回復と自立再生を目指して、三菱自動車の経営変革を進めてまいりましたが、本日新体制が固まったことで更に変革のスピードを加速していきたいと考えております。
また、6月24日に三菱グループの各社や、アジアでの重要なパートナーである中華汽車から優先株の払込を頂き、6月28日には金融機関による債務の資本化が実行されたことをご報告申し上げます。企業倫理委員会につきましても、元最高検察庁刑事部長で、その後預金保険機構の理事長を歴任されました松田昇氏にご就任いただくことが決定致しました。
再生計画の基本線については、まったく変更はありません。私どもはこの計画を粛々と、そしてスピード感をもって実行していく所存であります。計画の大きな柱となるCSR推進本部、事業再生委員会、企業倫理委員会については、のちほど、それぞれの部局のトップからコミットメントを語ってもらおうと思っています。
私からは、CEOとしてコミットしたいポイントを3点お話させていただきます。
まず、再生計画の数値目標に対するコミットメントであります。6月16日の記者会見では、本年度の国内販売計画に下振れリスクが発生しており、これを挽回するために追加のコスト削減策を行うことをお話致しました。足元の事業環境は、相当に厳しいものであると理解しており、今後も、現在想定しているシナリオにはないような事業環境の変化がおこる可能性があります。それはポジティブなものもネガティブなものもあると思います。しかしながら、この再生計画を必ず達成し、2006年度には当期利益の黒字化を果たします。再生計画の確実に実行する手法に関しては、事業再生委員会の安東委員長に後ほどお話をしていただきます。
次にリコール隠し事件の真相究明に関するコミットメントであります。本来2000年の時点でリコール隠し事件がなぜ起こったかということについての分析と反省、そして将来の対策がしっかりとたてられ、実行されるべきでした。しかしながら、今日にいたるまで、その当時の指示改修の決着がつけられず、皆様にご迷惑をおかけする事態を招いております。私は、4月30日の就任の時点から、この2000年問題についての総括をきちんと行うことをお約束してまいりました。まず、過去の指示改修案件92件について調査を行い、リコールや改善対策に該当する30件についてご報告をさせていただきました。その後、皆様に安心していただくため、更に調査の範囲を広げ、鋭意作業を進めております。今後とも経営の透明性という観点から、調査で判明した事実を都度ご報告していくことに重点をおいて情報開示をさせていただきます。
また、本件が海外でのリコールや、訴訟につながるのではないかという懸念をお持ちの方がいらっしゃると思います。この点につきまして、現状をご説明します。日本でのリコールに該当する車両については、その国にリコール制度があるかどうかにかかわらず、現地の販社を通じてお客様に連絡をとり、各国の法規や事情に照らし合わせて必要な措置を取るのが基本方針であります。リコールや改善対策に該当する30件についても既にこの方針に則って世界各地に指示を出しております。今回の30件を国別・機種別にチェックしたところ、例えば米国向け車両は、装備仕様・エンジンなどが日本の車両と異なり、すべてリコール対象外であることが確認されています。
従いまして、国内でのリコール隠しが、海外で大規模なリコールや訴訟に発展する可能性は低いと考えております。
最後にコンプライアンスと企業風土の変革に対するコミットメントであります。6月16日の記者会見では、ここにいる古川副会長から立ち上げ段階での構想をお話しました。前回は、コンプライアンス第一、安全第一、お客様第一という三つの理念のうち、コンプライアンスに関する工程表をお配りしました。そして、役員全員がコンプライアンスを最上位において行動することを誓約書に署名する予定であることもお話し致しました。今日は古川副会長からその後の進捗状況に加え、安全第一、お客様第一という理念を浸透させるためにCSR推進本部がおこなっていく工程表についても紹介してもらいます。私は、コンプライアンスの遵守と企業風土の変革は、三菱自動車を変革する上での重要なポイントであると考えており、是非達成致します。
以上、CEOとしてコミットする三つのポイントについてお話しました。それでは次に多賀谷社長からお話をさせていただきます。
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