当社の過去の品質問題につきましては、ご迷惑とご心配をお掛けし、深くお詫び申し上げます。
過去の品質情報の拡大調査につきましては、去る8月26日に当社としての結果をご報告させていただきましたが、その後、国土交通省のご指導をいただきながら市場措置要否を検討した結果、本日、当社として6案件について市場措置の届出を行うことと致しましたので、ご報告致します。
当社は、過去の指示改修案件について、本年6月2日の公表以降、収集可能な全ての情報源にアクセスし、指示改修案件の抽出と分析を行い、本日までに市場措置を要する案件について全て届出を行うことが出来ました。
今後はリコール作業の実施促進に努めるとともに、過去の品質問題の根本原因究明・経緯について社内調査を進め、再発防止策を構築し、実行致します。
I . 拡大調査による市場措置届出について
- 拡大調査内容
当社保管のデータに加え、販売会社で保管されていた品質情報の書類や、社内で保管されていた作業指示書など、収集可能な全ての情報源にアクセスし、約3ヶ月間で全部門延べ4,000人の社員を動員し調査致しました。収集・分析した文書には25年前(1979年)まで遡るものもありました。
- 拡大調査結果
- 調査対象全案件の中から、正規手続きが実施されていない224案件を抽出致しました。
- 商品情報連絡書(13.4万件)から、224案件に関して事故・火災・焼損・怪我が無い事を確認致しました。
- 224案件の内訳は以下の通りです。
| a. |
市場措置(リコール、改善対策)に該当する可能性のある案件 |
: |
85件 |
| b. |
商品性に関する案件 |
: |
108件 |
| c. |
既に市場措置を実施している案件 |
: |
31件 |
- 市場措置要否の判断基準
市場措置(リコール・改善対策)に該当する可能性のある各案件(85件)毎に「不具合事象が定期点検・車検点検での点検項目で発見・是正されるか否か」と、「不具合発生に至るまでの走行距離/期間を想定し、現在までの経過年数を勘案して、今後不具合が発生する可能性が有か否か」を考慮し、今後の市場措置要否を判断致しました。なお、車両毎の現時点での実走行距離については、当社保有データに基づき以下の想定と致しました。
| ・ |
三菱車平均走行距離 |
(1,000km/月) |
| ・ |
使用頻度の少ない車両 |
(200km/月) |
- 検証結果
上記、市場措置要否の判断基準に従い、リコール/改善対策に該当する可能性のある85案件を5つの分類に分け、「分類1」に該当する6案件について市場措置を要すると判断し、届出を行いました。
| 「分類1」 : |
市場措置を実施する案件 : 6案件 |
| ・ |
既に発動済みの案件で対象から漏れていた案件。(1案件) |
| ・ |
不具合の大半は既に発生し、是正されていると判断できるが、経過年数も少なく一部車両で現在までに不具合が顕在化されていない可能性のあるもの。(5案件) |
| 「分類2」 : |
不具合は早期(20,000km/2年以内)に発生するもので、現在は是正されている。かつ、定期点検、車検点検時に確認、是正されている案件 : 41案件 |
| 「分類3」 : |
不具合は経過年数から今後発生する可能性はない。かつ、定期点検、車検点検時に確認、是正されている案件 : 9案件 |
| 「分類4」 : |
不具合は早期(20,000km/2年以内)に発生するもので、現在は是正されている案件 : 26案件 |
| 「分類5」 : |
その他 : 3案件 |
| ・ |
不具合を再検証した結果、通常の使用条件では不具合は発生しないことを確認した案件。(1案件) |
| ・ |
不具合を再検証した結果、損傷予想個所が損傷しないものを確認した案件。(1案件) |
| ・ |
不具合を再検証した結果、損傷は軽微であり進行するものでないことを確認した案件。(1案件) |
II . 市場措置実施状況とリコール作業促進策
- 7月29日までに届出済みのリコール・改善対策35案件について、市場措置実施率は9月27日時点では登録車ベースで35.1%です。
- 過去の指示改修案件については、対象車両が低年式車であることから、販売会社でお客様を把握できている車両の比率が低く、また、未登録車両の構成比が高くリコール作業の実施率が伸び悩んでいる状況にありますが、今後更に下記の取組みを行い、早期リコール作業促進に努めます。特に、(1)97年式ギャラン/レグナムのエアバッグ点検、交換(6/4届出)、(2)92年式リベロのテールゲートストッパー点検、交換(7/2届出)の2案件については、最重要案件と位置付けて取り組んでまいります。
- リコールの周知と協力要請
従来からの当社ホームページでのリコール対象車詳細のご案内、お客様相談センターの受付時間延長に加え、リコール対象車修理のための入庫についてのご案内について新聞、およびテレビにて告知致します。
- 登録車両へのリコール作業促進のための対応
- 販売会社で把握できているお客様への対応
- 従来同様、販売会社より個別に入庫案内を実施しております。
- また、まだリコール作業がお済でないお客様に対しては、10月初旬に再度、ご案内のダイレクトメールを発信し、入庫促進を実施してまいります。
- 販売会社で把握できていないお客様への対応
- 車両の登録情報より、お客様の所在確認並びに転居先等の確認を実施し、入庫案内を実施しております。
- また、まだリコール作業がお済でないお客様に対して、再度ダイレクトメールを発信に加え、当社よりお客様あてに電話連絡にて入庫のご案内を実施してまいります。
- あらゆる手段を尽くしても所在確認ができない場合への対応として、当該車両が車検時にリコール対象であることを告知されるよう、国土交通省へ正式依頼致しました。
- 未登録車両へのリコール作業促進のための対応
未登録車両の大半は、中古車販売店様での販売用車両として在庫されていることが予想されることから、業界誌への当社ホームページ内のリコール検索サイトの告知並びに関連団体へのリコール作業入庫促進依頼を実施しております。
本日、過去の指示改修案件のうち市場措置を要する案件について全て届出を行うことが出来ました。引き続き品質問題については情報入手の都度、適切な処置を行ってまいります。