三菱自動車は、本日(9月20日)トラック・バス事業の分社について発表しました。
同社のトラック・バス事業の独立会社である「三菱ふそうトラック・バス株式会社」(以下、三菱ふそう)は、本年11月に予定されている三菱自動車の臨時株主総会での承認を受けて、2003年1月6日に100%子会社として発足する計画です。
ダイムラークライスラーおよび三菱グループ各社は、2003年春に三菱自動車から「三菱ふそう」の株式を各々約890億円、約310億円で買い取ることで出資します。これにより「三菱ふそう」の株主構成は、ダイムラークライスラー:43%、三菱自動車:42%、三菱グループ:15%となります。
三菱自動車のトラック・バス事業は、国内のトラック・バス市場において、すでにトップの地位を占めており、またアジアでも確固たる地位を築いておりますが、グローバル規模で、事業再編やメーカー間の提携が加速する環境において、他の商用車メーカーと同様、コスト低減や競争力強化への取り組みが最重要課題となっています。
そこで「三菱ふそう」は、世界ナンバーワンのトラックメーカーであるダイムラークライスラーから直接出資を得ることにより、国内並びに海外での事業基盤を強化し、さらに、協業を加速することで、同社との理想的な事業補完も可能となります。また、協業によるスケールメリットを享受する他、ダイムラークライスラーのノウハウや技術の導入を促進することができます。さらに、三菱グループの主要企業からの出資を得ることは、財務基盤の強化にとっても大きなプラスとなります。
「三菱ふそう」とダイムラークライスラーとのシナジー効果は、(1) 品質・コスト・商品力の向上による国内外における優位なマーケットポジションの確立、(2)
グローバル購買の拡大による資材費の大幅低減、(3) 環境技術を含めた先進技術投資と車体・コンポーネントの共同開発及び共有化による開発費の大幅な削減、(4)
パワートレイン共有化によるコスト削減、(5) グローバル規模における販売ネットワークの相互補完などが見込まれます。
三菱自動車は、トラック・バス事業の分社化により乗用車事業に集中し、ターンアラウンドをさらに加速するとともに、有利子負債を大幅に削減することにより、財務的安定性が確保されます。それに加えて、投資の強化とダイムラークライスラーとの協業の加速効果があいまって、長期的にも一層盤石なものになります。
○「三菱ふそう」の企業概要は以下の通りです。(2002年度末計画)
| 企業名称 |
: |
三菱ふそうトラック・バス株式会社 |
| 企業規模 |
: |
連結売上高 |
約 7,000億円 |
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連結総資産 |
約 6,800億円 |
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設立時の株主資本 |
約 2,000億円 |
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設立時の有利子負債 |
約 2,100億円 |
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在籍人員 |
約17,000人 (連結ベース) |
| 株主構成予定 |
: |
ダイムラークライスラー |
43% |
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三菱自動車 |
42% |
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三菱グループ |
15% |
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(三菱商事、三菱重工、東京三菱銀行及び他三菱グループ会社) |
| 取締役 |
: |
9人
うち6人(常勤取締役)、3人(非常勤取締役) |
| 会長 |
: |
宇佐美 ヘ |
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| 社長/CEO |
: |
ウィルフリード・ポート |
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以上