企業倫理委員会は、本日、第43回委員会を三菱自動車(田町本社)にて開催いたしました。
第43回委員会では、(1)販売会社における営業スタッフの労働時間管理について、(2)新車種の発売時期遅延について、それぞれ会社側から説明があり、次のような意見を会社側に伝えました。
○ 販売会社における営業スタッフの労働時間管理について
- 労働基準法を遵守した適正な労働時間管理に努めるのは当然のことである。その意味で、本日、説明を聞いた販売会社の試行の事例は、完全時間管理制に移行しており、それなりに評価できる。しかし、試行は未だ1ヶ月であるので、引き続きその状況を見極めて、問題点等を把握することが重要である。そのうえで、他の販売会社にも拡充・充実させることを考慮してはいかがか。
- 反面、時間外労働が必要な場合は、実のある残業となるよう、活きた運用をお願いしたい。
- 経営者や労働者自身の意識改革と行動の変化が必要である。社員教育も有効であろう。魅力的な職場の実現に向けて、一体となって取り組んでいってもらいたい。
○ 新車種(ランサーエボリューションX(テン)SST車)の発売時期遅延について
- 「安全第一」の観点から万全な品質確保を優先した結果、発売を延期したことは評価できる。発売延期の決断自体は好ましい。しかしながら、自動車が急速に複雑化していく中で、今回のような発売前の確認作業は増加傾向にある。以前から申し上げているとおり、不具合が発生しないクルマづくりに向けて、初期段階からサプライヤーとの連携を強化するなど、引き続き努めてもらいたい。
- 発売遅延に関する情報の開示に時間を要したことにより、心待ちにされていたお客様に多大なご迷惑とご心配をかけたことは残念である。「お客様第一」を常に念頭に置き、関連部門が連携してお客様に関わる情報については、適時・適切な開示に努めて欲しい。
企業倫理委員会 委員長
松田 昇