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DATE 2008年07月09日
三菱自動車、全国自治体初の試みとして、神奈川県と警察業務での電気自動車『i MiEV』実証走行試験を実施




三菱自動車は、市販化に向け開発中の電気自動車『i MiEV*1(アイ ミーブ)』に関して、全国自治体初の試みとして、神奈川県と警察業務における実証走行試験を実施する。この実証試験では、東京電力株式会社が開発した急速充電器を活用しながら警察業務車両としての試験を実施するものである。なお、同車両の引き渡し式は、7月11日(金)14:30より神奈川県庁の新庁舎で行われる。

三菱自動車は、地球温暖化・石油エネルギー代替への対応として、軽乗用車『i(アイ)』をベースに、大容量リチウムイオン電池と小型・高性能モーターを搭載した新世代電気自動車『i MiEV』を開発中であり、2009年中に市場投入を予定している。
同社は、電気自動車の早期実用化・普及のため、すでに7つの電力会社(東京電力、九州電力、中国電力、関西電力、沖縄電力、北海道電力、北陸電力)と『i MiEV』の実証走行試験を実施している。

今回、新たに実施する実証走行試験では、神奈川県の警察業務として『i MiEV』を使用し、三菱自動車はそこから得られる走行データを収集・分析、すでに実施中の電力会社との実証試験と合わせ『i MiEV』の総合的な性能や市場での受容性を確認する。なお、実施期間は2009年3月末までを予定している。

*1 MiEV: Mitsubishi innovative Electric Vehicle

◎ 『i MiEV』実証走行試験車について
新世代電気自動車『i MiEV』は、軽乗用車『i(アイ)』をベースに、大容量リチウムイオン電池と小型・高性能モーターを搭載した車両であり、2006年10月に公開した。現在、2009年の市場投入に向けて開発を進めている。
現時点の『i MiEV』(実証走行試験車)は、初期の車両(先行試験車)から主に以下の点を変更して航続距離等の性能を向上し、電力会社との実証走行試験に用いている。
  • 走行システムの駆動効率向上(モーターの効率向上、減速時のエネルギー回生の強化、タイヤの転がり抵抗低減など)により、航続距離を160kmに拡大
  • 安全性や信頼性、量産性の向上を図った、電気自動車用に新開発した大型リチウムイオン電池を搭載
  • モーターとインバーターは、静粛性を向上させるとともに、構造の合理化により軽量化・小型化を達成(モーター:10%軽量化、インバーター:30%小型化)
  • 走行性能面では、通常走行時のDレンジに加えて、電力消費を抑えた走行が可能なEco(Economy)レンジ、急な下り坂で強力な回生ブレーキがかけられるB(Brake)レンジを新たに設定(シフトレバー操作により選択が可能)
  • 三菱自動車独自の植物由来樹脂技術「グリーンプラスチック」の一つである「竹繊維PBS(ポリブチレンサクシネート)内装部品」を、テールゲート部の内装の一部に採用
◎ 『i MiEV』実証走行試験車 主要諸元
ベース車 『i(アイ)』
全長×全幅×全高 3395×1475×1600mm
車両重量 1080kg
乗員 4名
最高速度 130km/h
一充電走行距離 (10・15モード) 160km (先行試験車:130km)
充電時間 200V・15A (車載充電器:家庭充電) 約7時間 (フル充電)
100V・15A ( 〃 ) 約14時間 (フル充電)
3相200V・50kW (急速充電器) 約30分 (80%充電)
モーター 種類 永久磁石式同期モーター
最高出力 47kW (64PS)
最大トルク 180N・m (18.4kgf・m)
最高回転数 8500rpm
電池 種類 リチウムイオン
総電圧 330V
総電力量 16kWh
制御装置 インバーター制御
駆動方式 後輪駆動
*:今回の警察業務用車両は、上記実証走行試験車を警察業務用に改造したものである。