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DATE 2006年01月10日
三菱自動車 2006年 デトロイトモーターショー 出品概要



MITSUBISHI Concept-CT MIEV


エクリプススパイダー

三菱自動車と、同社の米国製造・販売会社である北米三菱自動車株式会社(MMNA:MITSUBISHI MOTORS NORTH AMERICAInc.在米国カリフォルニア州サイプレス)は、2006年1月8日(日)から22日(日)[一般公開は14日(土)から]まで米国デトロイトのコボ・センターで行われる北米国際自動車ショー(North American International Auto Show、通称デトロイトモーターショー)で、インホイールモーター(アウターローター式)とリチウムイオン電池を基本に、4輪インホイールモーター駆動のハイブリッドシステムを搭載したスポーツコンパクト車のコンセプトカー『MITSUBISHI Concept-CT MIEV※1』(CT:Compact Technology)と、オープンカーの新型『エクリプススパイダー』を世界に先駆け発表した。

現地1月9日に行われたプレスカンファレンスにおいて、1月1日付で就任したMMNA社長兼CEOの春成敬(はるなりひろし)は、「米国市場はその市場規模など、当社にとって最重点市場の一つであり、三菱自動車がグローバル規模で成功を収める上でも、米国事業の再構築と事業性改善は不可欠であります。昨年は、リチャード・ギリガン氏のもと、健全な企業体質を確立すべく、新車の継続投入、フリート絞り込み・在庫圧縮による販売正常化を通じたブランド再構築、そしてお客様に魅力のある販売金融商品の提供などの施策を進め、その成果は着実に現れてきております。しかし、昨今の原油高等の影響を受け、特に米国自動車産業を取り巻く環境に先行きの不透明感が増大しています。このため、三菱自動車とMMNAがより緊密に連携を取り、機動的な対応が可能となる新体制を構築しました。今後は、販売正常化に向けた施策の継続に加え、イリノイ工場生産車の他地域への輸出を積極的に進め、生産設備の有効活用及び収益機会の一層の増大を図るなど、さらにきめ細かな対応と諸施策を加速させるため、三菱自動車とMMNAの両経営陣が一体となって米国事業の改善につとめて参る所存です。」と語った。

なお、三菱自動車は、『MITSUBISHI Concept-CT MIEV』、『エクリプススパイダー』の他、米国生産車を中心に計11台を出展した。

※1  MIEV(ミーブ、Mitsubishi In-wheel motor Electric Vehicle):
三菱自動車独自の次世代型電気自動車開発構想に関連する技術や車両などの総称

1. 『MITSUBISHI Concept-CT MIEV』 商品概要

三菱自動車の企業理念のひとつである "走る歓び" と高い経済性を高次元で両立させた新しいスポーツコンパクトの提案。

(1) エクステリア

  • 新型軽自動車『i(アイ)』にも採用予定の「リヤ・ミッドシップレイアウト」を採用することにより、全長3,800mmとコンパクトなサイズでありながら、4つのタイヤを車体四隅に配置することができ、安定感のあるフォルムを実現した。
  • また、全体のフォルムは大型スクーターをイメージした、包まれ感の高いフォルムと建築物のような幾何学的なラインで構成されたデザインとした。
  • ドアはセンターピラーの無い、観音開きの構造(リヤドアは車体後側にヒンジを設定)とし乗降性を高めた。

(2) インテリア

  • インストルメントパネルは運転席側から助手席側まで一体となったスクリーンに、従来のメーター表示(スピード、燃料など)、ナビゲーション、空調、オーディオそしてドアミラーに映し出される情報を一括で表示可能な新しい表示システムとした。
  • 操作系はセンターコンソール部分に用意されたコンピューターのタッチパッド風の操作システムに集約することで、シンプルな構成とした。
  • シートは軽さを強調して薄くシンプルなデザインとし、助手席、および後席のシートバックは折りたたみ可能な構造とすることで、観音開きに展開するドア、上下分割で展開するリヤゲートと相まって、荷物の積載性を高めた。

(3) ハイブリッドシステム

『MITSUBISHI Concept-CT MIEV』は、「インホイールモーター」(モーターを車両のホイール部に内蔵)と、エネルギー密度などの性能面で有利な「リチウムイオン電池」をコア技術とした、三菱自動車独自の次世代型電気自動車では初めてハイブリッドシステムを搭載したクルマである。

  • 『MITSUBISHI Concept-CT MIEV』のハイブリッドシステムは、高い動力性能と、長距離走行に向いたシリーズ/パラレルハイブリッド方式を採用した。
  • エンジン(発電機)として、最高出力50kW(68ps)の新開発1L 3気筒MIVEC※2エンジンを搭載した。
  • 最大50kWの出力のリチウムイオンバッテリーは後席下、およびフロントフード内に搭載した。
  • 『ランサーエボリューションMIEV』で新たに開発したアウターローター式のインホイールモーター(最大出力20kW×4)を4輪に装着した。これにより、4つのモーターをきめ細かく制御することで、三菱自動車が得意とするオールホイールコントロール技術のノウハウを活かした4輪それぞれのモーターの駆動力・制動力を独立制御するシステムが可能となり、環境性能だけでなく、動力性能や運動性能といった面でも従来のガソリンエンジン車を上回る、ハイパフォーマンスなハイブリッド車となる。
※2  MIVEC (Mitsubishi Innovative Valve Timing Electronic Control System):
三菱自動車の可変バルブタイミング機構の総称

2. 『エクリプススパイダー』商品概要

2005年に発売し、スポーティで躍動感のあるスタイリングで好評の4代目『エクリプス』のオープンモデルで、『エクリプススパイダー』としては3代目となる。3.8LのV6 MIVECエンジンを搭載したグレード「GT」と、2.4Lの4気筒MIVECエンジンを搭載したグレード「GS」により構成した。

(1) デザイン

  • クローズ(幌を被せた)、オープンのどちらの状態でもアグレッシブでクールなデザインとしてまとまるような基本スタイリングとした。
  • 外観ではボディラインに沿うように湾曲した大型のヘッドランプと、クロム風のリヤコンビランプにより、より洗練されたスポーティさを演出した。
  • オープンカーとして心地良い空間となるよう、インテリアではメーター部分を二輪車のような造形とし、さらに照明をアイスブルーにすることで視認性とともに、クールなイメージを高めた。

(2) エンジン、トランスミッション、ブレーキ

  • 「GT」は最高出力260HP(195kW)、最大トルク35.7kg-m(350N-m)の3.8LV6 MIVECエンジンにスポーツモード付き5速オートマチックトランスミッションと6速マニュアルトランスミッションの組み合わせとし、0-60mile/h(0-96km/h)で約7秒という高い加速性能が特長の仕様とした。
  • 「GS」は最高出力162馬力(119kW)の2.4L 直列4気筒 MIVECエンジンにスポーツモード付き4速オートマチックトランスミッションと5速マニュアルトランスミッションの組み合わせとした。アメリカ環境保護庁(EPA)燃費テストのハイウェイモードで約30mile/gallon(12.7km/L)という低燃費が特長の仕様とした。
  • 「GT」は4輪ディスクブレーキとした。(「GS」のリヤブレーキはドラムインディスク方式)

(3) 装備

  • 電動で自動開閉する幌はその開閉時間が約19秒とスムースに開閉し、さらに、今回の3代目『エクリプススパイダー』は、幌を格納した状態で収納部分をすっきりと覆う油圧可動の「パワードトノカバー」を設定、使い勝手と見栄えを向上させた。
  • 「GT」「GS」両グレードに17インチのアルミホイール、エアコン、運転席、助手席用デュアルステージSRSエアバッグシステム、頭部も保護するシート内蔵サイドエアバッグ、EBD※3付きアンチロックブレーキシステム(ABS)、クルーズコントロール、エンジンイモビライザー、およびキーレスエントリーシステムを標準装備した。
  • 北米では昨年発売した『エクリプス』で、日本では『アウトランダー』に装着され好評の、北米カーオーディオのトップブランドの一つであるRockford Fosgate®(ロックフォード・フォズゲート)社と共同開発した、650WのパワーアンプとMP3再生可能な6連装CDチェンジャーを搭載した専用のサウンドシステムを全車標準装備した。
  • 今回の『エクリプススパイダー』ではリヤシート中央部下にサブウーハーを設定し、さらに幌の開閉状態によって変化する車室内の音響特性に合わせたセッティングに自動的に切り替わる機能を追加するなど、オープンカーならではのチューニングや機能を施した。
  • 「GT」には本革シート、シートヒーター、熱線入りドアミラー、外気温計、方位計を装備した。(「GS」にもオプション設定)
  • 「GT」のプレミアムパッケージとして、235/45R18タイヤと18インチアルミホイール、6ウェイパワーシート、アルミペダル、オートエアコンを設定した。

※3 EBD(Electronic Brake-force Distribution): 電子制御制動力分配装置

諸元表

『MITSUBISHI Concept-CT MIEV』

全長 3,800mm
全幅 1,700mm
全高 1,430mm
ホイールベース 2,600mm
乗車定員 4名
エンジン 1L 3気筒MIVECエンジン
トランスミッション ハイブリッドトランスミッション
 
システム シリーズ/パラレルハイブリッド
モーター出力 80kW(20kW×4)
発電機出力 40kW
エンジン出力 50kW(1L 3気筒エンジン)
電池出力 50kW
電池重量 33kg

『エクリプススパイダー』

全長 4,565mm
全幅 1,835mm
全高 1,381mm [1,389mm]
ホイールベース 2,575mm
トレッド(F/R) 1,570mm/1,570mm
乗車定員 4名
タイヤサイズ 225/50R17 [235/45R18]
ホイールサイズ 17×7.5JJ [18×8.0JJ]
エンジン 3.8L V6 MIVEC、4G69 2.4L L4 MIVEC
トランスミッション スポーツモード付5A/T、6M/T
[2.4Lはスポーツモード付4A/T、5M/T]
駆動方式 FF
[ ]内は18インチタイヤ装着時

出品車両リスト

名称 種類 備考
MITSUBISHI Concept-CT MIEV 参考出品車 世界初披露
エクリプススパイダー 新型車 世界初披露
レイダーストリートコンセプト 参考出品車 SEMAショー出品車
エクリプス 市販車  
ランサーエボリューションMR 市販車 日本名:ランサーエボリューションIX
ランサー(ラリーアート) 市販車  
ギャラン 市販車
アウトランダー 市販車 日本名:エアトレック スポーツギア
レイダー 市販車  
エンデバー 市販車
モンテロ 市販車 日本名:パジェロ