三菱自動車は、2月28日(火)から3月12日(日)まで(一般公開は3月2日から)、スイス・ジュネーブのパルエクスポで開催される第76回ジュネーブ国際自動車ショーに、インホイールモーター(モーターを車両のホイール部に内蔵)とエネルギー密度の高いリチウムイオン電池をコア技術とした次世代型電気自動車のコンセプトカー『MITSUBISHI Concept-EZ
※1 MIEV
※2』と、イタリアのPininfarina S.p.A.社(ピニンファリーナ)と当社が共同で開発し、欧州生産の『コルト』では5ドア、3ドアに続き3つめのボディーバリエーションとなるコンパクトオープンカー『コルト CZC』を世界に先駆け発表した。
なお、『コルトCZC』は、オランダの三菱自動車NedCar(ネッドカー)工場で作られている欧州生産の『コルト』をベースとし、イタリアのピニンファリーナ社で2006年3月より生産される。
現地2月28日に行われたプレスカンファレンスにおいて、三菱自動車の欧州事業に関して、同社の社長 益子修(ますこ おさむ)は、「欧州での販売台数は、既存車種に加え、『グランディス・ディーゼル』や『コルト3ドア』などのラインナップ強化により、2005年度(2006年1月まで)は21万4,000台と、前年同期に比べ13%増と二桁の伸びを示しており、欧州は当社の成長をけん引する市場として好調に推移しています。更に今後1年間では新型ピックアップトラック『L200』、今回発表した『コルトCZC』を含め新型車5車種を投入することで、更なるラインナップ強化を図ります。」と語った。
なお、三菱自動車は、『MITSUBISHI Concept-EZ MIEV』『コルトCZC』のほか、2006年春より欧州での販売を開始するピックアップトラック『L200』(タイ生産:タイ国内向商品名『トライトン』)など13台(一般公開日は17台)を出品した。
| ※1 |
EZ:easy イージー: インテリア及び機能の快適性を表現 |
| ※2 |
MIEV(ミーブ、Mitsubishi In-wheel motor Electric Vehicle):
三菱自動車独自の次世代型電気自動車開発構想に関連する技術や車両などの総称 |
1. 『MITSUBISHI Concept-EZ MIEV』商品概要
- 4輪に「アウターローター式インホイールモーター」を採用したことで、タイヤを最大限4隅に配置することが可能となり、安定感のある特徴的なデザインを実現した。
- さらに床下にリチウムイオンバッテリーを配置したことにより、低くフラットなフロアが実現でき、全長:3,700mm、全幅:1,800mm、全高:1,750mmというコンパクトなサイズでありながら、大型1BOX車並の広い客室スペースと多彩なシートアレンジを可能とした。
- 車体中心線上にパワートレインが存在しないMIEVの特長を最大限活かし、従来のパワートレインを搭載するクルマでは実現が困難である、3つの斬新な室内アレンジメントを実現した。
- 「ラウンジモード」
シートを円周上にアレンジすることにより、リビングルームのような空間を実現。
- 「トランスポートモード」
後部座席を床下に格納することで、広大な荷室スペースを実現。
- 「ドライビングモード」
通常の大人5名がゆったり乗れる、走行時の状態。
- 車両左側のドアはセンターピラーの無い、観音開きの構造(リヤドアは車体後側にヒンジを設定)とし乗降性と荷物の搭載性を高めた。
- 出力・トルクを増大させやすく、スペース効率、軽量化・高効率化に優れた1輪あたり最大出力20kWを発生する「アウターローター式インホイールモーター」(4輪で80kW〈110ps〉)を4輪に搭載した。
2. 『コルト CZC』商品概要
- エンジンは『コルト CZ3』『コルト CZT』にも搭載している1.5L DOHC 16バルブ MIVEC※3のターボチャージャー付き/無しの2種類のエンジンバリエーションとした。
- ターボチャージャー付きエンジン搭載車の動力性能は、最高速度205km/h、0-100km/hが8.4秒と、コンパクトカーとしてはトップクラスの性能を実現した。
- トランスミッションは、5速のマニュアルトランスミッションのみの設定とした。
- 全長3,875mm(ターボ車は3,885mm)のコンパクトな寸法でありながら、開閉するハードトップ(ルーフ部が金属製)部分を収納するスペースを確保したうえで2+2のシートレイアウトを実現するなど、効率的なパッケージングとした。
- さらに、オープンカーに相応しいスポーティなイメージとするため『コルト CZ3』、『コルト CZT』と比べても低い全高に設定していながら(全高1,453mm<ターボ車は1,457mm>)、乗員の頭上空間を十分確保した。
| ※3 |
MIVEC (Mitsubishi Innovative Valve Timing Electronic Control System): 三菱自動車の可変バルブタイミング機構の総称 |
諸元表
『MITSUBISHI Concept-EZ MIEV』
| 全長 |
3,700mm |
| 全幅 |
1,800mm |
| 全高 |
1,750mm |
| ホイールベース |
2,750mm |
| 乗車定員 |
5名 |
| タイヤサイズ |
255/35R20 |
| モータ |
最高出力 |
80kW(20kW×4)/110ps |
| 最大トルク |
1,600Nm(400Nm×4)/163kgm |
| 電池容量 |
24kWh |
| 電池重量 |
150kg |
| 航続距離 |
120km |
| 加速性能 |
0-100km/h |
11'0 |
| 0-400m |
18'0 |
| 最高速度 |
150km/h |
『コルト CZC』
| 全長 |
3,875mm(MPI), 3,885mm(TURBO) |
| 全幅 |
1,695mm |
| 全高 |
1,453mm(MPI), 1,457mm(TURBO) |
| ホイールベース |
2,500mm |
| エンジン |
1.5L MIVEC DOHC 16バルブ(ターボチャージャー付) |
| 最高出力 |
109ps/6,000rpm(MPI), 150ps/6,000rpm(TURBO) |
| 最大トルク |
145Nm/4,000rpm(MPI), 210Nm/3,500rpm(TURBO) |
| 乗車定員 |
2+2名 |
出品車両リスト
| 名称 |
展示台数 (プレスデー) |
展示台数 (一般公開日) |
備考 |
| MITSUBISHI Concept-EZ MIEV |
1 |
1 |
参考出品車 |
| MITSUBISHI Concept-X |
1 |
1 |
参考出品車、 2005年東京モーターショー出品車 |
| パジェロ エボリューション |
1 |
1 |
参考出品車、 2006ダカールラリー優勝車(同型車) |
| L200 エボリューション |
1 |
1 |
参考出品車、 クロスカントリーラリー参戦ベース車 |
| コルト CZC |
4 |
4 |
新型車 |
| コルト CZT |
1 |
1 |
市販車 |
| コルト |
1 |
1 |
市販車(5ドア) |
| グランディス |
1 |
1 |
市販車(ディーゼルエンジン搭載車) |
| ランサーエボリューション |
1 |
1 |
市販車 |
| L200 |
1 |
1 |
市販予定車(ダブルキャブ タイ生産車) タイ名『トライトン』 |
| アウトランダー |
- |
2 |
市販車 日本名『エアトレック スポーツギア』、 1台は欧州特別仕様車 |
| パジェロ |
- |
1 |
市販車 |
| ランサーワゴン |
- |
1 |
市販車 |
| 展示台数 |
13台 |
17台 |
|