三菱自動車と同社のモータースポーツ統括会社MMSP GmbH.は、来る6月24日(木)〜27日(日)にトルコ共和国のアンタルヤを中心に開催される2004年FIA世界ラリー選手権(WRC)第7戦のラリー・オブ・トルコに「チーム三菱自動車モータースポーツ」から『ランサーWRC04』2台で参戦する。
三菱自動車チームがこのイベントにワークスドライバーとして送り込むのは、エースドライバーのジル・パニッツィ(フランス)と、若手ドライバーのジャンルイジ・ガリ(イタリア)のふたり。ガリは第1戦モンテカルロ、第3戦メキシコ、そして今回とランサーWRC04のステアリングを握るのは今年3回目。自らの経験を積むこと、マシンの走行データを収集することを主目的に完走を目指す。
ラリー・オブ・トルコは去年初めてWRCイベントとして開催されたため、今年からWRCに復帰した三菱自動車チームにとってはいわば未知なるラリー。サスペンションのセッティングやタイヤの選択など課題は多い。ラリー・オブ・トルコは、去年は3月はじめの開催ということで気温が低く、降雪や降雨により道が荒れるなど特殊なコンディションだった。しかし、6月下旬の開催となる今年はWRC全16戦中もっとも"暑い"ラリーとなりそうだ。路面コンディションは、キプロスとアクロポリスの中間ぐらいのラフグラベル。いずれにせよマシンにとって苛酷なイベントであることは間違いない。
尚、三菱自動車は、6月24日(木)のシェイクダウンから6月27日の最終レグまで、ラリー・オブ・トルコの最新情報を同社のホームページを通じて紹介する。
1. デイリーレポート
http://www.mitsubishi-motors.com/motorsports/j/04wrc/round7/index.html
2. 写真素材
http://www.mitsubishi-motors.com/motorsports/e/04wrc/tr/photo.html
ジル・パニッツィにとってこのラリーは今回で2回目となり、去年は5位でフィニッシュしている。「トルコは、キプロス、アクロポリスに続くラフグラベルラリーの3戦目となります。私自身はこのラリーをとても気に入っているのですがマシンにとっては非常に厳しい1戦となるはずです。とくに路面が荒れているためサスペンションには大きな負担がかかり、セッティングもそう簡単にはいかないでしょう。ただし、ランサーWRC04は前回のアクロポリスで足まわりが改良され、ハンドリングはかなり良くなりました。今回のトルコでも良い走りができることを期待しています」と、パニッツィ。
一方、ジャンルイジ・ガリにとってトルコは初めてのチャレンジとなる。「これまでトルコには行ったことがありませんし、ラリーに関する知識もほとんどありません。私の今シーズンのテーマは一貫しています。とにかくなるべく多くの距離を走り、自分自身の経験とマシンのデータを収集すること。ちよっと気がはやいかもしれませんが、来シーズンにつながる走りをしたいと思っています」とガリ。ガリはラリー前に三菱自動車チームのファクトリーがあるイギリスのラグビーを訪れ、ここでメカニックらにマシンの整備方法などを習いメカニズムに対する理解を深めた。
ラリーの舞台となるのはトルコ南西部、地中海に面したリゾート地であるアンタルヤ。ヨーロッパの人々にとってはメジャーなリゾートであり、周囲にはギリシア・ローマ時代の遺跡も点在する。ラリーは24日木曜日の夜にこの町でセレモニースタートが行われ、その後2台同時スタートのスーパーSS1本が実施される。本格的な競技が始まるのは翌25日金曜日からとなり、アンタルヤの南60kmに位置するケメルのサービスパークを中心としたルートが設定される。25日金曜日は1本のスーパーSSを含む6本のSSが用意されレグ1のSS合計距離は151.83km。第2レグとなる26日土曜日は6本のSSが設定され、そのうち2本は同じコースを2度走行。つまりコースの数は4本で合計距離は153.60km。最終日となる第3レグ、27日日曜日は2本のコースを2度走行しSSの数はトータル4本、合計距離は77.90kmとなっている。ラリー全体としてはSSの数は全部で17本、合計距離は383.33km。リエゾン区間も含めた総走行距離は1236.44kmとなっている。