三菱自動車と同社のモータースポーツ統括会社MMSP GmbH.は、来る8月6日(金)〜 8日(日)にフィンランド共和国のユバスキラを中心に開催される2004年FIA世界ラリー選手権(WRC)第9戦ラリー・フィンランドに「チーム三菱自動車モータースポーツ」から『ランサーWRC04』2台で参戦する。
三菱自動車チームからワークスドライバーとして出場するのは、エースドライバーであるジル・パニッツィ(フランス)と、地元フィンランド出身の若手ドライバー、クリスチャン・ソルベルグ(フィンランド)のふたり。ソルベルグは第2戦スウェーデン、第4戦ニュージーランド、第5戦キプロス、第8戦アルゼンチン、そして今回と、今年5度目のワークスエントリーとなる。
前戦のラリー・アルゼンチンで前半戦を終了し、いよいよ後半戦に突入した2004年WRC。かつて1000湖ラリーと呼ばれたラリー・フィンランドは森と湖の国、スオミ=フィンランドが戦いの舞台となる。ラリーのベースタウンとなるユバスキラは首都ヘルシンキの北方に位置するフィンランド中部の町。名門として知られるユバスキラ大学をかかえるなどアカデミックで落ち着いた雰囲気が町の特長となっている。そして町から少し離れればそこには絵に描いたようなフィンランドらしいダイナミックな光景が広がる。大きな湖の間を縫うようにして走る白樺に囲まれた道、先が見えないほど大きな丘を何度も超えて続くゆるやかなに曲がりくねったグラベル(未舗装路)林道。シリーズきっての高速ラリーであるラリー・フィンランドは、こうしたフィンランドならではのステージで戦われる非常に難易度の高いグラベルラリーとして知られている。
なお、三菱自動車は、8月5日(木)のシェイクダウンから8月8日(日)の最終レグまで、ラリー・フィンランドの最新情報を同社のホームページを通じて紹介する。
- 1. デイリーレポート
- http://www.mitsubishi-motors.com/motorsports/j/04wrc/round9/index.html
- 2. 写真素材
- http://www.mitsubishi-motors.com/motorsports/e/04wrc/fin/photo.html
「私はこのラリーが大好きなのですが、良い結果を残すことがとても難しいというのもまた事実です」とはジル・パニッツィ。ラリー・フィンランドには1998年、1999年、そして2001年と過去3回出場しいずれも完走してるが優勝はまだない。「フィンランドは非常に高速なコースで、路面状況は大きなジャンプがあることを除けばニュージーランドにも似ています。また、とても特殊な条件のラリーということで地元のフィンランド人をはじめとする北欧勢が圧倒的に有利なのも特長です。そういう意味ではチームメイトのクリスチャン・ソルベルグにとってはまたとないチャンスとなるはずです。いくつかのステージで彼はきっと良いタイムをマークすると思いますよ。我々のマシン、ランサーWRC04は2カ月ほど前にフィンランドで1週間ほどテストを行ない数々の改良が加えられました。かなりの進歩を果たしているのでラリー本番が今から楽しみですね」
一方、前戦のラリー・アルゼンチンで総合4位争いに加わるなど素晴しいパフォーマンスを見せたクリスチャン・ソルベルグは、ホームイベントとなるこのラリーを心待ちにしている。
「友人やサポーターの前をランサーWRC04で走ることができるのは素晴しいことです。きっと彼らの応援がプラスの力となってマシンを後押ししてくれることでしょう。ラリー・フィンランドはこれまでに3回出場しましたが、WRカー(ワールドラリーカー)で走るのは今回が初めてです。去年まで乗っていたグループNマシンとは主にパワーの面などで大きく異なりますが、地元ということで良い結果を残すべくいつも以上に頑張りたいと思います」と、ソルベルグは期待に目を輝かせる。なお、ソルベルグは2002年のラリー・フィンランドでグループN仕様のランサーエボリューションを駆りグループNクラス2位、PWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)でも2位という成績を残している。
今回で第54回目の開催となるラリー・フィンランドは5日(木)にシェイクダウンテストを行ない、6日(金)より競技がスタート。初日はユバスキラの西および東の地域に10本のSS(競技区間)が設定されその合計距離は119.65km。7日(土)の第2レグは南西エリアに8本のSSが広がり合計距離は167.80km。最終日となる8日(日)の第3レグは4本のSSが用意され合計距離は95.26km。3日間トータルではSSの数は22本となりその合計距離は382.71km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1577.16kmとなっている。