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DATE 2005年06月21日
2005 三菱 WRC アクロポリスラリー 事前情報
三菱自動車、2005年FIA世界ラリー選手権(WRC)第8戦「アクロポリスラリー」に2台の『ランサーWRC05』で参戦

〜 H・ロバンペラとG・ガリがポディウムフィニッシュを狙う 〜



ランサーWRC05 (ラリー・トルコ)

三菱自動車と同社のモータースポーツ統括会社MMSPは、来る6月23日(木)〜26日(日)にギリシアで開催される2005年FIA世界ラリー選手権(WRC)第8戦アクロポリスラリーに「チーム三菱自動車モータースポーツ」から『ランサーWRC05』2台で参戦する。三菱自動車チームから出場するのはハリ・ロバンペラ(フィンランド)と、ジャンルイジ・ガリ(イタリア)のふたり。両ドライバーともにグラベル(未舗装路)ラリーを得意としており、ポディウムフィニッシュが期待される。

4月のラリー・イタリア/サルディニアから始まった地中海ラフグラベル4連戦も、キプロスラリー、ラリー・トルコが終わりアクロポリスラリーでひと段落。それと同時に今回のラリーはシリーズ前半戦の最後を締めくくる1戦となる。アクロポリスラリーは今年で52回目の開催となり、非常に長い歴史を誇るクラシックイベントのひとつ。かつてはあまりにもタフなコースコンディションから "悪路ポリスラリー" などと揶揄されたが、近年は路面状況が好転し平均スピードも年々上がってきている。第6戦キプロスラリーや第7 戦ラリー・トルコなどと比べると、同じラフグラベルラリーでも高速型に分類されるのが特徴だ。しかしながら6月末の開催ということで高い気温が大きな問題となり、ドライバー、マシンともに熱に悩まされることになりそうだ。

三菱自動車チームのエース、ロバンペラはこのラリーに過去6回出場と、十分な経験を持っている。初出場となった1998年は世界2リッター選手権で優勝を果たし、2001年には総合3位でポディウムに上っている。2002年は総合4位、2003年は総合6位、そして2004年には再び総合3 位に入るなどアクロポリスラリーとロバンペラの相性はなかなか良い。実際、ロバンペラ自身も「アクロポリスラリーは好きなイベントのひとつです。路面はとくに悪いわけではなく、昔のようなサバイバルラリー的な性格は薄れつつあります。ここ数年は最初から全開勝負をすることができるようなイベントとなり、自分にとっては決して難しいラリーではありません」と、コメント。上位フィニッシュが期待できる。

一方のガリは、今季5回目のWRC出場。これまでの最高成績は第2戦スウェディッシュラリーでの総合7位だが、SSベストタイムをこれまで何度も記録するなどスピードではトップクラスに近づきつつある。とくに前戦のラリー・トルコでは短い間ながらも総合トップを走り、ラリーをリードするなど大活躍。マシンにマイナートラブルさえ発生しなければ4位以上でのフィニッシュは確実という状況だった。それゆえラリー・トルコと比較的似たキャラクターを持つ今回のアクロポリスラリーでも、再び快走が見られそうだ。「アクロポリスラリーに関しては十分な経験がなくアドバンテージはほとんどありません」と、ガリ。ガリは2002年にスーパー1600マシンでただ1度このラリーに出場している。「しかし、やはり経験の少ないラリー・トルコでも良い走りができたので今回も非常に楽しみです。ラリー序盤は注意深く走って状況を冷静に判断し、その後どのように戦うか作戦を立てたいと思います」と、ガリはアクロポリスラリーに対する抱負を述べている。

三菱自動車のモータースポーツ統括会社MMSP社長の鳥居勲は「ここ数戦に関してはあまりポイントを稼ぐことはできていません。しかしながら、ラリーの内容を見れば1戦ごとにマシン、ドライバーともにパフォーマンスを大きく上げてきていることが理解できると思います。残念ながらマシンの信頼性が少し不足していたために結果には結びつきませんでしたが、今回のギリシアではトラブルさえ発生しなければ必ず良い結果を残すことができると思います。ポディウムフィニッシュも十分に可能でしょう」と、コメント。さらに、次のように続ける。「先々週フィンランドで4日間にわたるテストを行ないましたが、とても順調に進行しました。技術的な問題はまったく発生しませんでした。なお、今回のアクロポリスラリーはテクニカルディレクターのマリオ・フォルナリスにとって最後の参加イベントとなります。彼のこれまでのチームに対する絶大なる貢献には心から感謝しています」

今シーズンのアクロポリスラリーは例年同様、首都アテネから北西に約150kmギリシア中部の町ラミアをホストタウンとする。しかし23日(木)の晩にはセレモニースタートおよびスーパーSSが、7万人収容のアテネ・オリンピックスタジアムで行われるなど新機軸も打ちだされた。注目のスーパーSSは全長1.2kmのデュアルレーンタイプで、左右対称なデザインが特徴。ここを各選手は2周する。路面はターマック(舗装路)ながら、タイヤについてはターマックでのグリップ力がそれほど高くないグラベル用が装着されるためにダイナミックなドリフト走行が展開される可能性が高い。翌日24日(金)からは本格的な山岳SSが始まり、24日は6本のSSが設定されその合計距離は125.66kmと3日間で最長。前日のスーパーSSも含めた第1レグ全体では128.06kmとなる。25日(土)の第2レグは8本のSSで構成され、その合計距離は122.72km。ラリー最終日、26日(日)の第3レグは4本のSSが行われ、その合計距離は98.79kmと3日間で最短。しかし、SS18は全長34.80kmと今回のアクロポリスラリー最長のステージとなる。リエゾン(移動区間)を含むラリー全体での総走行距離は1065.57km、うちSSはトータル19本で349.57kmとなっている。また、併載イベントとしてグループA、スーパー1600マシンによるジュニア世界ラリー選手権(JWRC)の第4戦も行われる。

・ デイリーレポート
http://www.mitsubishi-motors.com/motorsports/j/05wrc/round8/
・ 写真素材
http://www.mitsubishi-motors.com/motorsports/e/05wrc/gr/photo.html