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DATE 2005年09月13日
2005 WRC ラリー・グレートブリテン 事前情報
三菱自動車、2005年FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦「ラリー・グレートブリテン」に2台の『ランサーWRC05』で参戦

〜 H・ロバンペラとG・ガリが伝統のグラベルラリーで上位入賞を狙う 〜



ランサーWRC05 (ラリー・ドイツ)

三菱自動車と同社のモータースポーツ統括会社MMSPは、来る9月15日(木)〜18日(日)にイギリス、ウェールズで開催される2005年FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦ラリー・グレートブリテンに「チーム三菱自動車モータースポーツ」から『ランサーWRC05』2台で参戦する。三菱自動車チームから出場するドライバーはハリ・ロバンペラ(フィンランド)と、ジャンルイジ・ガリ(イタリア)のふたり。ロバンペラは過去9回の出場経験があり、ガリは今回が初めての出場となるが両ドライバーともにポイント圏内でのフィニッシュが期待される。

前戦のラリー・ドイツではガリが総合5位に入り士気が上がる三菱自動車チーム。その勢いは路面がターマックからグラベルに変わっても衰えることはない。イギリス、ラグビーに本拠を置くチームにとってラリー・グレートブリテンはラリー・ジャパン同様ホームイベントといえる存在。チームは過去何度もこのラリーに出場し、好成績を収めてきた。

今シーズンのラリー・グレートブリテンは例年どおりウェールズが舞台となり首都カーディフがホストタウンとなる。そしてカーディフから70kmほど離れたスウォンジーにサービスパークが置かれ、その周囲に広がるグラベルロードがSSとなる。かつてはRACラリーと呼ばれ、ウェールズだけでなくイングランドやスコットランドにも足を伸ばすなどスケールの大きなラリーだったが、現在のようにコンパクトなスタイルとなってからもう随分と時間が経過した。今やラリー・グレートブリテン=ウェールズというイメージもすっかりと定着している。

三菱自動車チームのファーストドライバーであるロバンペラはこのラリーに1996年から出場を開始し、これまでに9回エントリーしてきた。1997 年には世界2L選手権のカテゴリーで1位となり、1998年は総合6位に。そして1999年は総合3位、2001年には総合2位に入るなど好成績を残してきた。ロバンペラとこのラリーの相性はかなり良いといえる。ロバンペラは「ラリー・グレートブリテンは昔から好きなイベントのひとつで良い思い出がたくさんあります。昔は今よりももっと規模が大きく、天候も変わりやすく難しいラリーのひとつでした」と、古き時代を思い出す。「今は随分と走行距離が短くなりましたが、それでも楽しいラリーであることには変わりません。願わくば天気が良くコンディションもドライかウェットのどちらかに統一されていると嬉しいですね。そうなればタイヤ選びが容易になりますので。いずれにせよ、我々が履くピレリ・タイヤはこのラリーとのマッチングが良いと思われます。マシンは基本的にラリー・フィンランドと同じ仕様で、テストで細部のセッティングを煮詰めたものです。自分としては自信がありますので今回のラリー・グレートブリテンは思いきり攻めていくつもりです」と、ロバンペラは伝統のグラベル戦で好結果を狙う。

一方、ガリは今回がラリー・グレートブリテン初出場となる。2003年と2004年に2回レッキ(事前試走)に参加してペースノートは作成したが、実戦への参加は初めて。何よりも経験が要求されるラリー・グレートブリテンでどのような走りを見せるかに注目が集まる。「前戦のラリー・ドイツと同じような心構えでのぞみます。完走して経験を積むことを最大の目標とし、変に欲を出さないように自分を律しながら走ります。ライバルと比較して自分がどの程度の速さなのかを冷静に分析したいと思います。ステージの印象はとても良く楽しみではありますが、スピードレンジはかなり高く決して簡単なラリーではありません。自分のベストを尽くして頑張りたいと思います」と、ガリは未経験のイベントゆえに慎重な姿勢を見せる。

今回投入する2台のランサーWRC05の仕様について、チームのテクニカルディレクターである田中泰男は次のように述べる。「マシンのスペックはラリー・フィンランドの仕様と非常に似ています。ラリー・グレートブリテンのコースキャラクターに合わせて少しばかりセッティングを変えたぐらいです。このラリーは天候の変化を読むことが非常に難しいですが、我々はいかなるコンディションにも対応できるようにテストを行い信頼性も十分に確保しています。マシンに関する限り自信はあります」

「ラリー・ジャパン前の最後のイベントということで今シーズン最高のパフォーマンスを期待しています」と、語るのはMMSP社長でありチームの代表を務める鳥居勲。鳥居は先日9月3日(土)に横浜で行われたイベントにロバンペラやガリとともに参加し、日本のWRCファンの盛り上がりを再確認。ラリー・ジャパンに向けて気持ちが非常に高まっている。「ロバンペラはこれまで何度もラリー・グレートブリテンで良い結果を残してきましたし、マシンに対しても自信と信頼を持っています。必ずや良い走りを見せてくれるでしょう。ガリは今回が初出場で経験を積むことが最優先課題となりますが、前戦ラリー・ドイツでは5位に入るなど確実に力と自信をつけてきています。彼には余計なプレッシャーを与えず自分のペースで走ってもらい、最後まで走りきって欲しいですね。チームとしてはテストで良い感触を得ており、スタッフ全員のモチベーションは高まっています。技術面では信頼性を含め十分に自信があるので、良い結果を期待したいところです」

今年のラリー・グレートブリテンは去年同様9月の開催となり、ホストタウンはロンドンから西に210kmほど離れたカーディフに置かれる。ただしサービスパークはカーディフの北西70kmの場所にあるスウォンジーに置かれ、ここが競技の中心エリアとなる。ラリーは9月15日(木)の晩にカーディフのセレモニースタートで開幕。翌日の16日(金)よりSSが始まる。第1レグはスウォンジーの北部および西部が舞台となり3本のステージを2回づつ走行。合計6本のSSの合計距離は3日間で最長の136.74kmとなる。17日(土)の第2レグはスウォンジーの北西部を中心に3本のステージを2回づつ走行。そして最後にカーディフの有名な競技場であるミレニアムスタディアムに設けられた全長1.1kmの特設コースを走行。合計7本のSSの合計距離は103.86kmとなる。そしてラリー最終日、18日(日)の第3レグはスウォンジーの西部で2本のコースを2回ずつ走り、その合計距離は113.62km。リエゾン(移動区間)を含むラリー全体での総走行距離は1252.25km、うちSSはトータル17本で354.22kmとなっている。また、併催イベントとして年間登録ドライバーによるグループ Nマシンによるプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)の第6戦も行われる。

・ デイリーレポート
http://www.mitsubishi-motors.com/motorsports/j/05wrc/round12/
・ 写真素材
http://www.mitsubishi-motors.com/motorsports/e/05wrc/gb/photo.html