三菱自動車と同社のモータースポーツ統括会社MMSPは、来る10月27日(木)〜30日(日)にスペイン、タラゴナのポルト・アベンチュラを基点に開催される2005年FIA世界ラリー選手権(WRC)第15戦ラリー・スペイン/カタルニアラリーに「チーム三菱自動車モータースポーツ」から『ランサー WRC05』2台で参戦する。三菱自動車チームのワークスノミネートを受けて出場するドライバーはハリ・ロバンペラ(フィンランド)と、ジジ・ガリ(イタリア)のふたり。2戦連続となる地中海エリアでのターマック(舗装)ラリーで上位入賞を目指す。
10月23日(日)に第14戦ラリー・フランス/ツール・ド・コルスが終了して休む間もなく、第15戦ラリー・スペインがスタートする。今年初の2週連続WRC開催。戦いの舞台はフランスのコルシカ島からスペインの地中海沿岸にあるタラゴナ地方のリゾートタウン、ポルト・アベンチュラへと移動する。去年まではバルセロナ東方のジョレット・デ・マルがホストタウンだったが、今年よりバルセロナ西方に位置しヨーロッパ唯一の「ユニバーサルスタジオ」があるポルト・アベンチュラにサービスパークが置かれてラリーの起点に。また、マシンに関しては前戦のラリー・フランスで使用されたものと同じものを使用するという規則のため、コルシカ島から直接スペインへと送りスペインで整備を行った後実戦に投入する。
ロバンペラは、ラリー・スペインに過去4度出場、2002年の総合7位がこれまでのベストリザルトとなっている。ただし、今季はターマックラリーでの経験を積んできているために今まで以上に好結果が期待される。「今回のタラゴナ方面のステージは数年前に使われたことがありますが、路面のグリップは良くコーナーもリズミカルで走りやすかった記憶があります。コルシカと比べるとスペインのステージのほうが高速で、我々のマシンには合っているといえます。そして、コルシカで登場したピレリの新ドライタイヤもとても具合が良く、以前から定評のあったウェット用タイヤと併せて全体的なパフォーマンスはかなり上がっています」と、ロバンペラはラリーに対する自信を見せる。
一方、ワークスノミネートドライバーとして2台目のランサーWRC05のステアリングを握るガリは、このラリーに4度出場した経験を持つ。2002年にはJWRC(ジュニア世界ラリー選手権)で4位となり、去年はランサーWRC04を駆り総合7位でフィニッシュした。ガリは「今回も経験を積むことを重視して走ります。そして、すべての要素がうまく噛み合えば良い結果が出るでしょう。去年はその当時の自身のWRCでのベストリザルトである総合7位に入るなどこのラリーには良い思い出があります。ただし、今回はコースが新しくなることから誰にとっても難しいラリーとなるでしょう。ペースノートも新たに作る必要があります。コースの一部は2002年に使われたもので、加えて私は何度かテストでその地域を走ったこともあります。ただし、それほど大きなアドバンテージになるとは思いません。私としてはスペインのコースのほうが高速で、我々のマシンには合っていると思うので楽しみです」と、ラリーに対する抱負を述べている。
主任ラリーエンジニアのロジャー・エストラーダは「今回ラリーで使われる地域はここ数年WRCでは使われておらず、また当時とは路面状況もかなり変わっているのですべての選手に公平にチャンスがあります。また、このラリーではコーナーのイン側の路肩部分を大胆にショートカットする走法が要求されるのも特長です」と、語っている。
MMSP社長でありチームの代表を務める鳥居勲はラリー・スペインについて次のように語る。「前戦のラリー・フランスではマシンに細かいトラブルが発生し、またセッティングが完璧ではなかったために期待していたほどの結果を得ることができませんでした。トラブルはラリー終了後すぐに解決策を講じるべくイギリスで新しい部品をテストしました。また、セッティングに関してはラリー・フランスを戦いながらいくつかの異なる仕様を試し進化を確認することができました。今のマシンの状態を考えると雨が降れば非常に有利になりますが、たとえ晴れでもラリー・フランスよりは戦闘力が上がっていると思います」
今年のラリー・スペインは27日(木)の夜8時にポルト・アベンチュラ近くのサロウの待ちで行われるセレモニースタートで開幕。翌日28(金)の朝から競技がスタートする。タラゴナ方面のステージは一部以前ラリー・スペインで使われていたが、久々に使用される今回は路面の大部分が改修されて以前とはコースもキャラクターもかなり変わっている。また、この時期は雨が降りやすく、ステージは比較的標高が高い場所に広がるため天候が勝負を左右する可能性も高い。28日(金)の第1レグは6本のSSが用意され、その合計距離は155.82kmと3日間で最長。29日(土)の第2レグもまた6本のSSを走行し、その合計距離は134.85km。そしてラリー最終日30日(日)の第3レグは3本のSSを走行しその合計距離は68.46kmと3日間で最短。リエゾン(移動区間)を含むラリー全体での総走行距離は1321.20km、うちSSはトータル15本でその合計距離は358.10kmとなっている。また、併催イベントとしてスーパー1600マシンによるジュニア世界ラリー選手権(JWRC)のファイナルラウンド、第8戦も行われる。
■ 主なエントリー
| No |
|
ドライバー |
車両(WRC=ワールドラリーカー) |
| 1 |
* |
S・ローブ |
シトロエン・クサラWRC |
| 2 |
* |
F・デュバル |
シトロエン・クサラWRC |
| 3 |
* |
T・ガルデマイスター |
フォード・フォーカスRS WRC |
| 4 |
* |
R・クレスタ |
フォード・フォーカスRS WRC |
| 5 |
* |
P・ソルベルグ |
スバル・インプレッサWRC2005 |
| 6 |
* |
S・サラザン |
スバル・インプレッサWRC2005 |
| 7 |
* |
M・グロンホルム |
プジョー307WRC |
| 8 |
* |
T.B.A |
プジョー307WRC |
| 9 |
* |
H・ロバンペラ |
三菱ランサーWRC05 |
| 10 |
* |
G・ガリ |
三菱ランサーWRC05 |
| 11 |
* |
A・シュワルツ |
スコダ・ファビアWRC |
| 12 |
* |
A・ベンゲ |
スコダ・ファビアWRC |
| 14 |
|
D・ソラ |
フォード・フォーカスRS WRC |
| 15 |
|
A・ウォームボルド |
フォード・フォーカスRS WRC |
| 16 |
|
C・アトキンソン |
スバル・インプレッサWRC2005 |
| 17 |
|
J・コペッキー |
スコダ・ファビアWRC |
| * |
マニュファクチャラーズ対象ドライバー |
| * |
T.B.A = To be Announced |
- ・ デイリーレポート
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- ・ 写真素材
- http://www.mitsubishi-motors.com/motorsports/e/05wrc/e/photo.html