2005年FIA世界ラリー選手権(WRC)第16戦ラリー・オーストラリアは11月10日(木)から13日(日)にかけて第1〜3レグ・全26のSSを戦い、「チーム三菱自動車モータースポーツ」から『三菱ランサーWRC05』で出場のハリ・ロバンペラ(フィンランド)がチームで今季最高位となる総合2位、ジジ・ガリ(イタリア)が自己最高位タイとなる総合5位でゴール。それぞれ、ドライバーズ・ラインキングで39点・7位、14点・11位となり、マニュファクチャラーズ・ライキングでは、G. パニッツィ(フランス)の開幕戦・総合3位などの活躍もあり、76点・5位と、来季への確かな手応えをつかんだ。
WRC最終戦となるラリー・オーストラリアは10日(木)の夜にパース市内の競馬場においてSS1、SS2と2本のスーパーSSで開幕、翌11日(金)にSS3〜11の第1レグはSS走行距離129.73km・総走行距離554.01kmで競われた。本ラリーで過去2度の2位入賞経験のあるハリ・ロバンペラは、第1レグ最終のSS11でベストタイムをマークするなど総合4位と好位置につけた。
チームメイトのジジ・ガリは、昨年初めてグループNのランサーエボリューションでこのラリーに出場。今回は経験を積むことを主眼において手堅い走りにより総合6位につけた。
12日(土)には、SS12〜20のSS走行距離122.34km・総走行距離493.14kmで第2レグが行われ、上位のリタイヤにも助けられハリ・ロバンペラが総合3位に浮上。この日のオープニングステージとなるSS12で巨大なカンガルーと激突するなどハプニングがあったものの、SS13、SS14と2本連続でベストタイムを刻むなど好調をアピールして一時総合2位に浮上、しかし、SS16でスピンを喫して総合3位にポジションダウン、そのまま順位をキープして第2レグを終えた。ジジ・ガリは、前日同様、堅実な走りで、一時、総合4位に浮上するも最終的には総合5位と前日からひとつ、ポジションアップしてフィニッシュした。
13日(日)は、SS21〜26のSS総走行距離194.94km・総走行距離298.26kmで第3レグが行われ、ハリ・ロバンペラはSS22で総合2位に浮上すると、続くSS23では本ラリー4度目のベストタイムをマーク。結局、このポジションをキープして、チームにとって今季最上位となる総合2位を守りきり、関係者一同の歓喜に包まれながらポディウムフィニッシュを達成した。ジジ・ガリは、ポジションキープして完走を果たすため終始手堅い走りに徹して、自己最高位タイの総合5位でフィニッシュした。
ハリ・ロバンペラは、「マシンは本ラリーを通してとても良いコンディションでした。
そのため、最初から最後まで思いきりアタックすることができました。とても良い形でシーズンを締めくくることができてハッピーです」と語った。また、ジジ・ガリは「チームの方針に従って完走を果たすことができて本当に良かったと思います。
そして、最終的に5位に入ることができて満足しています」と、将来に向けて貴重な経験を積めたことを喜んだ。
MMSP(三菱自動車のモータースポーツ統括会社)社長であり、チームの代表を務める鳥居 勲は、「ロバンペラは今季最後のラリーで本当にすばらしい結果を残してくれました。私は彼とチームを誇りに思っていますし、全員に感謝したいという気持ちでいっぱいです。また、ガリもチームの指示に従い最高の仕事をしてくれたと思います。
来シーズンに向けて、とてもポジティブにシーズンオフを過ごすことができると思います」と語る一方、「まだ実力で優勝争いに加われるだけのレベルに達していないのも事実。来季のために、すぐにテストを始めたいと思います」と、歓喜に酔いしれつつも手綱を引き締めた。
2006年の開幕戦ラリー・モンテカルロは、1月19日(木)〜22日(日)にかけて開催されるが、「チーム三菱自動車モータースポーツ」は、すでに来季に向けてマシンの開発に着手しており、WRC復帰から3年目となる来るべき新シーズンに向けて始動している。
【最終総合成績】
| 順位 |
|
ドライバー |
車両(WRC=ワールドラリーカー) |
タイム |
| 1 |
* |
F. デュバル |
シトロエン・クサラWRC |
3時間19分55秒0 |
| 2 |
* |
H. ロバンペラ |
三菱ランサーWRC05 |
52秒9 |
| 3 |
|
M. ストール |
シトロエン・クサラWRC |
1分33秒0 |
| 4 |
* |
C. アトキンソン |
スバル・インプレッサWRC05 |
1分39秒0 |
| 5 |
* |
G. ガリ |
三菱ランサーWRC05 |
3分04秒4 |
| 6 |
* |
R. クレスタ |
フォード・フォーカスRS WRC06 |
3分09秒0 |
| 7 |
|
D. ソラ |
フォード・フォーカスRS WRC04 |
6分17秒4 |
| 8 |
* |
A. シュワルツ |
スコダ・ファビア WRC |
8分04秒3 |
| 9 |
|
新井 敏弘 |
スバル・インプレッサ(N1位、P1位) |
15分43秒2 |
| 10 |
|
M. ヒギンス |
スバル・インプレッサ(N2位、P2位) |
17分29秒8 |
| 12 |
|
奴田原 文雄 |
三菱ランサーエボリューション(N4位、P4位) |
20分36秒0 |
| * |
マニュファクチャラーズ対象ドライバー |
| |
2位以下のタイムはトップとの差 |
■ 2005年FIA世界ラリー選手権シリーズポイント(暫定)
ドライバーズ
| 1位 |
S. ローブ |
シトロエン |
127 |
| 2位 |
P. ソルベルグ |
スバル |
71 |
| 3位 |
M. グロンホルム |
プジョー |
71 |
| 4位 |
T. ガルデマイスター |
フォード |
58 |
| 5位 |
M. マーチン |
プジョー |
53 |
| 6位 |
F. デュバル |
シトロエン |
47 |
| 7位 |
H. ロバンペラ |
三菱自動車 |
39 |
| 8位 |
R. クレスタ |
フォード |
29 |
| 9位 |
M. ストール |
シトロエン |
22 |
| 10位 |
M. ヒルボネン |
フォード/スコダ |
14 |
| 11位 |
G. ガリ |
三菱自動車 |
14 |
| 16位 |
G. パニッツィ |
三菱自動車 |
7 |
マニュファクチャラーズ
| 1位 |
シトロエン |
188 |
| 2位 |
プジョー |
135 |
| 3位 |
フォード |
104 |
| 4位 |
スバル |
97 |
| 5位 |
三菱自動車 |
76 |
| 6位 |
スコダ |
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- ・ デイリーレポート
- http://www.mitsubishi-motors.com/motorsports/j/05wrc/round16/
- ・ 写真素材
- http://www.mitsubishi-motors.com/motorsports/e/05wrc/aus/photo.html