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DATE 2006年04月18日
2006年FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップ第2戦「チュニジアラリー」、『三菱パジェロエボリューション』のステファン・ペテランセルが総合優勝


順位 ドライバー 車両 タイム
S・ペテランセル 三菱パジェロエボリューション  19時間09分17秒
G・ドゥビリエ VW・レーストゥアレグ2 05分13秒
J-L・シュレッサー  シュレッサー・フォード 13分33秒
K・ホロウチェック 日産 1時間50分54秒
S・シマコフ BUGGY 4時間30分35秒
A・スイリエス 日産 5時間29分39秒
I・パティシエ 三菱パジェロ 6時間48分25秒
J-C・レボウクス フォルクスワーゲン 6時間58分35秒
M・アンタス トヨタ 7時間31分08秒
10  I・ロシェル BOWLER 8時間23分58秒
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28  増岡 浩 三菱パジェロエボリューション 22時間21分54秒
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* 1位のタイムは第1レグからのSS合計所要時間とペナルティーの合計
* 2位以下のタイムはトップとの差

2006年FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップ(CCR)第2戦「チュニジアラリー」が4月7日(金)〜17日(月)にかけて北アフリカのチュニジアを舞台に7レグ全行程2,274km、うちSS(スペシャルステージ=競技区間)2,042kmにわたって行われ「チーム・レプソル三菱ラリーアート」より『パジェロエボリューション』で出場したステファン・ペテランセル(フランス)/ジャン・ポール・コトレ(フランス)組が総合優勝を果たした。

三菱自動車チームは同大会に増岡浩、S・ペテランセル、L・アルファン(フランス)の3台体制で出場。2002年、2003年のダカールラリー(通称パリダカ)で日本人唯一の2連覇を達成した増岡浩にとって、2007年パリダカでの総合優勝奪還に向けた本格始動となり、2004年、2005年パリダカで2連覇を果たしたS・ペテランセル、2006年パリダカで初優勝を獲得したL・アルファンと共に、好成績が期待された。

チュニジアラリーは、例年と同じくフランス南部のニースで4月7日(金)から8日(土)の2日間にわたる車検と9日(日)にニース近郊での短いプロローグラン(第1レグ)を行った後、フェリーで地中海を渡って北アフリカのチュニジアへ。首都チュニスに上陸したあと競技距離に含まれない540kmをコンボイで南東部のラス・エル・ウエドまで移動し、11日(火)より同国南部の砂漠地域を中心にループコースを組み合わせながら3箇所のビバーク地を巡る方式で合計7レグ(区間)の競技を行った。かつてパリダカ本番でも使われた厳しいコースは、険しい砂丘からタイヤやマシンにダメージを与えやすい岩場まで多彩に変化し、三菱自動車チームの『パジェロエボリューション』ほか、フォルクスワーゲンの『レーストゥアレグ2』や、J-L・シュレッサー(フランス)のV8エンジン搭載バギー『シュレッサー・フォード』など、パリダカの常連勢がしのぎを削る、熾烈な戦いが繰り広げられた。

ラリーは11日(火)にチュニジアでの本格的なスタートが切られると、初日ラス・エル・ウエド〜ネクリフ間の第1レグでペテランセルがSSトップ、増岡が2番手タイムを記録してワン・ツー体制を形成。しかし、翌日のネクリフ基点のループコースで増岡は3度のパンクとホイール破損に見舞われ、ブレーキトラブルを喫して6位後退を余儀なくされてしまう。13日(木)、ネクリフ〜エル・ボルマ間の第3レグではフォルクスワーゲン『レーストゥアレグ2』を駆るG・ドゥビリエ(南アフリカ)がSSトップを記録して首位のペテランセルに4分04秒差と迫るが、エル・ボルマを基点とするループコースの翌第4レグではペテランセルがSSトップを奪い返してタイム差を6分52秒に拡大。16日(日)、クサール・ジレーン基点ループの第6レグでも今大会3度目のSSトップタイムを叩き出したペテランセルは17日(月)、ドゥビリエに5分13秒のリードを保ってジェルバにゴールし、見事同大会自己3度目の総合優勝を獲得した。一方、序盤のトラブルのあと第4レグ5位、第5レグ4位とじわじわ順位を挽回していた増岡は第6レグで駆動系のトラブルにより15時間のペナルティーを科せられ、結局総合28位でフィニッシュした。また、第4レグまで3位につけていた今年のパリダカの覇者・アルファンは第5レグでの転倒から惜しくもリタイアとなった。

今回の結果についてペテランセルは「ここで再び勝つことが出来て最高の気分です。今回はライバルも強豪が揃い、厳しい戦いでした。これで次回パリダカに向けて新たなスタートが切れます」と感激の様子。増岡は「上位進出を狙っていただけに終盤のトラブルは残念ですが、自分の走りには充分な手応えを感じることが出来ました」と悔しさをにじませながらもパリダカでのV奪還を目標に改めて意欲を漲らせていた。

チーム監督のドミニク・セリエスも手応えを強調。「我々は昨年のUAEデザートチャレンジからパリダカ、南米そしてチュニジアと連勝を記録することが出来ましたが、それと同時に次回パリダカに向けて学んだことの価値は大きい」と終始リードを守りきったラリーをふり返った。

三菱自動車のモータースポーツ統括会社MMSP代表の鳥居勲は「チーム全員の働きに感謝すると共に、彼らを誇りに思います。我々は次回のパリダカ優勝という目標に向かって、また一つのステップを進むことが出来ました。優勝したペテランセルはもちろん、不運だった増岡とアルファンにとってもこの経験は将来価値を持つでしょう」と締めくくった。

FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップの次戦、第3戦トランス・イベリコラリーは5月11日(木)〜16日(火)にかけて開催される。