プレスリリース
全て
企業
新車
モータースポーツ
モーターショー



DATE 2006年11月01日
FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップ最終戦、UAEデザートチャレンジに「チーム・レプソル三菱ラリーアート」は新開発のMPR13型を含む3台の『パジェロエボリューション』で出場


三菱自動車と同社のモータースポーツ統括会社MMSPは、11月5日(日)から10日(金)にかけてUAE(アラブ首長国連邦)で開催される2006年FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップ最終戦のUAEデザートチャレンジに、「チーム・レプソル三菱ラリーアート」から3台の『パジェロエボリューション』を出場させる。うち新開発のMPR13型『パジェロエボリューション』は1台で、ステファン・ペテランセル(フランス)がドライブ。従来のMPR12型『パジェロエボリューション』は、増岡浩とリュック・アルファン(フランス)がドライブする。この3名はいずれもダカールラリーにおいて優勝経験(3名合計で5勝)を持つが、これの前哨戦と位置付けられるUAEデザートチャレンジにおいても、もちろん総合優勝を目指す。

UAEデザートチャレンジは毎年、ダカールラリー制覇を目論む強豪が集結する前哨戦としての役割を果たしているが、三菱自動車チームにとってもまた同様の意味を持つ。新型『パジェロエボリューション』は2005年5月より開発がスタートし、先ごろ完成。9月にフランスで行われたパリ・モーターショーにて、フルモデルチェンジを果たしたばかりの新型『パジェロ』とともに一般公開を行った。新型『パジェロエボリューション』は、すでにアフリカのモロッコで7月と9月に2度の集中テストを行い、トータル約1万1000kmの走行試験を実施した。

2度にわたるモロッコでの集中テストにおいて初期のセッティングを担当したペテランセルは、UAEデザートチャレンジにおいて過去4年間で3勝を挙げていることもあり、今回、新型『パジェロエボリューション』の最終的な総仕上げを託されステアリングを握ることとなった。また、三菱自動車チームとしては、増岡も2004年に優勝を果たしており、1993年に同イベントがFIAワールドカップに加わってから通算7回参戦して5勝と、これまで数多くの勝利を重ねてきた。

チームを率いるスポーティング・ディレクターのドミニク・セリエス(フランス)は「UAEのコースは新型『パジェロエボリューション』のシェイクダウンおよび最終テストを行うのに最適です」と、語る。自身もコ・ドライバーとして1996年大会で優勝した経験を持つセリエスは「UAEのステージは砂漠が主体で、しかも気温が非常に高いためにマシンの冷却系をチェックするのにとても適しています。そして、ドライバーにとってはダカールラリー前に難所である砂漠での走りを磨く最高の機会でもあるのです」と、UAEデザートチャレンジ出場の意義を述べる。

新型『パジェロエボリューション』は、三菱自動車の技術開発本部(愛知県岡崎市)とMMSP(フランス)の共同作業によって開発が進められた。ボディは従来のサブフレーム構造を見直し、新たに一体型マルチチューブラーフレーム構造を採用したことで、大幅な軽量化を果たしつつ高剛性化も果たしている。また、トレッドを拡大したことにより、特に高速走行時の安定性が向上。燃料タンクとオイルタンクの配置方法やスペアタイヤの搭載方法を見直すことで、前後重量バランスの適正化および低重心化によって、増岡曰く「狙ったラインを外さない、優れたハンドリング」を実現している。さらに、ボディを新設計することによって、キャビンスペースのさらなる快適化および安全性向上も実現。前面投影面積を少なくすることで、空力性能にも磨きをかけた。そして、足まわりについては基本ジオメトリーを見直しサスペンションのセッティングを変更するなど、正常進化を果たしている。4L・V6の自然吸気エンジンに関しては、バルブなどを従来よりも軽量化。アクセルレスポンスを良くすることで、これまで以上にパワー&トルクを有効に引き出せるようなセッティングとしている。

UAEデザートチャレンジは11月4日(土)にドバイで車検および参加確認を行い、5日(日)夕方にやはりドバイで短距離のスーパーSSを行い競技がスタート。翌日6日(月)よりアブダビ首長国方面に移動して本格的に砂漠での長距離SS(セレクティブセクション)が始まる。サービスが設置されラリーの中心となるビバークは内陸のリワに近いモレーブで、一部SSはサウジアラビア国境近くまで南下する。ラリーはモレーブを中心とするエリアで連日SSを行い、10日(金)にはモレーブを後にして最終の第5レグを行いアル-アイン・ハイウェイ付近でフィニッシュ。同日の午後にドバイ・インターナショナル・マリーナ・クラブで行われるセレモニー・フィニッシュで閉幕する。なお、ラリー終了後には、もうひとりのダカールラリー出場選手であるホアン・ナニ・ロマ(スペイン)もチームに合流して、現地にて最終テストを行う予定となっている。

■ 主なエントリー
 
No. ドライバー 車両
201 S・シマコフ ZIL Buggy
202 L・アルファン 三菱パジェロエボリューション
203 J-L・シュレッサー シュレッサー・フォード
204 S・ペテランセル 三菱パジェロエボリューション
205 C・サインツ VW・レーストゥアレグ2
206 増岡 浩 三菱パジェロエボリューション
207 A・ヴァタネン VW・レーストゥアレグ2
208 C・スーザ VW・レーストゥアレグ
209 J・クラインシュミット  BMW X3
210 R・チャボット トヨタ・プラド
211 J-L・モンテルド BMW X5
212 N・アルアティヤ BMW X3
213 P・ノブレ BMW X5
232  三橋 淳 トヨタ・ランドクルーザー
233 山田 周生 トヨタ・ランドクルーザー