三菱ランサーエボリューションV・グループA仕様車2台が初出場
三菱自動車工業(株)と(株)ラリーアートは、来る4月20日から22日までスペイン北部で開催される1998年世界ラリー選手権(WRC)第5戦「ラリーMovistarカタルニア・コスタブラバ」(以下カタルニアラリー)に三菱ラリーアートチームから三菱ランサーエボリューションV・グループA仕様車2台(ドライバーはトミー・マキネンとリチャード・バーンズ)を初出場させる。
Movistar:スペインの電話会社で今大会のメインスポンサー。 コスタブラバ:スペインの北東部地中海沿岸のリゾート地域。ラリー開催地であるヨレット・ド・マールはそのリゾート地のひとつ。
カタルニアラリーはスペインのバルセロナ近郊のヨレット・ド・マールをスタート、ゴールとする総走行距離1,471.74km(内SS19ヵ所、400.71km)で競われる。コースは今季初のオールターマック(舗装路)となる。昨年の同ラリーでターマックラリー初優勝を飾ったトミー・マキネンと、今季第3戦「サファリラリー」でWRC初優勝を飾ったリチャード・バーンズの両名が今季3勝目をめざす。
当社ではモータースポーツで得たノウハウを市販車にフィードバックすることを目的にWRCを始めとするラリーに参戦。今大会でデビューする新車両もランサーエボリューションVをベースに、ラリー専用車であるワールドラリーカーでなく、グループA仕様車として開発した。本車両はランサーエボリューションIV グループA仕様車に比べ、ワイドトレッド化により旋回性能及び旋回時のスタビリティが大幅に向上したのを始め、エンジンの制御系の改善によるレスポンスの向上、新デザインのフロントバンパー採用による冷却効率の向上、走行条件に合せて事前に調整可能なリヤスポイラの採用など各部大幅な性能向上を図った。
1.「ラリーMovistarカタルニア・コスタブラバ」スケジュール
4月20日(月)第1レグ 21日(火)第2レグ 22日(水)第3レグ
365.48km 738.86km 367.40km
(内SS7ヵ所、121.53km) (内SS6ヵ所、172.92km) (内SS6ヵ所、106.26km)
2.カタルニアラリーの主な戦績
1997年 総合優勝 トミー・マキネン(ランサーエボリューションIV)
3.ランサーエボリューションV・グループA仕様車スペック
・全長 ・全幅 ・ホイールベース ・エンジン ・燃料供給装置 ・ボア×ストローク ・総排気量 ・最高出力 ・最大トルク ・クラッチ ・トランスミッション ・駆動方式 ・サスペンション ・ダンパー ・ステアリング ・ブレーキ ・タイヤ ・ホイール
4350mm 1770mm 2510mm 4G63 水冷直列4気筒DOHC16バルブ インタークーラー付ツインスクロールターボ 2次エアー供給システム(PCCS) ECIマルチ(電子制御燃料噴射) 85.0×88.0mm 1997cc 290PS/6000rpm 52kg−m/3500rpm カーボン・トリプルプレート 6速(マニュアル) フルタイム4WD(電子制御4WDシステム) 前:マクファーソンストラット 後:マルチリンク オーリンズ パワーアシスト付ラック&ピニオン 前:ベンチレーティッドディスク・6ポットキャリパー 後:ベンチレーティッドディスク・4ポットキャリパー ミシュラン エンケイ
三菱ランサーのWRC優勝の歴史
出場年
ラリー
参戦車両
ドライバー
1974年
サファリラリー
ランサー1600GSR
ジョギンダ・シン
1976年
1995年
スウェディッシュラリー オーストラリアラリー
ランサーエボリューションII ランサーエボリューションIII
ケネス・エリクソン ケネス・エリクソン
1996年
スウェディッシュラリー サファリラリー アルゼンチンラリー 1000湖ラリー オーストラリアラリー
ランサーエボリューションIII ランサーエボリューションIII ランサーエボリューションIII ランサーエボリューションIII ランサーエボリューションIII
トミー・マキネン トミー・マキネン トミー・マキネン トミー・マキネン トミー・マキネン
1997年
ポルトガルラリー カタルニアラリー アルゼンチンラリー フィンランドラリー
ランサーエボリューションIV ランサーエボリューションIV ランサーエボリューションIV ランサーエボリューションIV
トミー・マキネン トミー・マキネン トミー・マキネン トミー・マキネン
1998年
スウェディッシュラリー サファリラリー
ランサーエボリューションIV ランサーエボリューションIV
トミー・マキネン リチャード・バーンズ
以 上