新高圧燃焼型エンジン、新開発9段INOMAT、 及び低ファイナルギヤを組み合わせて高速走行時の燃費を大幅向上
三菱自動車では、去る3月1日に発売した、平成11年排出ガス規制と中期安全ブレーキ規制適合のふそう大型トラック 「スーパーグレート」トラクタシリーズに、 高速路線向 超低燃費 トラクタを追加して9月7日より全国のふそう系販売会社から発売する。
今回の高速路線向トラクタでは、燃費向上のため従来車に対して以下の項目について、新開発または仕様の見直しなどを行い、 約10%(当社比)の運行燃費向上を実現した。
・エンジン常用回転領域のトルク増大、及びエンジン単体での燃費向上
・新開発9段INOMAT(機械式A/T)*の採用
・低ギヤ比(2.733)のファイナルギヤの採用
・エンジンの最大トルク増大により、低ファイナル化に対応する牽引力を確保
三菱ふそう大型トラック「スーパーグレート」 高速路線向 超低燃費 セミトラクタ KL-FP54JDR(5CV) 撮影用特別仕様車
「スーパーグレート」は、従来から燃費が優れていることで市場から高い評価を得ているが、 今回更に徹底した燃費改善をコンセプトに、特に燃費に関心の高い長距離高速路線ユーザーを対象として、新しいエンジン、 パワープラントを採用した高速路線向超低燃費セミトラクタを新規に開発した。
新高圧燃焼型6M70T5エンジンはそのベースである6M70T4に対し、 ターボの過給率(吸入空気量)及び燃料噴射量と噴射圧を増大し、高圧で燃焼させることでさらなる高効率と低燃費を実現した。 また最大トルク増大[2160N・m(220kgf・m)←1765N・m(180kgf・m)]と低回転領域のトルク増大により、 低燃費型ドライブラインとの組み合わせを可能にした。
新高圧燃焼型エンジンに対応し、低燃費と動力性能のバランスを計ったOD9段INOMAT(従来7段)を新規に開発した。 9段INOMATは6M70T5エンジンの特長である低回転側の燃費の良い領域を積極的に利用し、 電子制御による最適な自動変速でスムースに動力を伝達する。 また最高段を8速にするODオフモードスイッチを設けて牽引力を重視した走行も選択可能とし、 登坂時などの走行フィーリングにも配慮した。
高速路線向超低燃費セミトラクタは、特に高速道路を多く利用され、平均運行距離が長いお客様に約10%の燃費低減など、 ランニングコストの低減を実現するもので、 なかでも高速道路の走行比率が60%(社内試験値)を越えるユーザーでより確実な燃費低減が期待できる。
高速路線向 超低燃費 セミトラクタ スーパーグレートトラクタシリーズ全体 …… 100台 / 年 …… 1500台 / 年(上記含む)
(単位:千円) 代表型式 仕様 東京地区 メーカー希望 小売価格 第5輪荷重 9.5トン KL-FP54JDR 302kW(410PS)、4×2、DX仕様 INOMAT、エアコン、SRSエアバック付 13,570
以上