新開発された世界最小「4A31型 直4 1.1L GDIエンジン」を搭載
三菱自動車では、この程、世界最小「4A31型 直4 1.1L GDIエンジン」を新開発。現在あるGDIラインアップを充実・拡大するとともに、同エンジンの特性をフルに生かすためアイドルストップ機構との統合をはかり、低コストで効果が大きい低燃費制御技術である、低燃費GDI統合パワートレイン GDIシグマシリーズ「GDI−ASG」の開発を完了。普及型エコロジーを目指したGDIの先進コンポーネント商品化第1弾として同エンジンを搭載した「ピスタチオ」を新開発した。 同社は、96年8月に三菱ガソリン直噴エンジン「GDI」を世界で初めて実用化し好評を博しており、生産累計も60万台を突破した。また今回、GDIエンジンのもつ優れた特性を生かし、新開発した1.1L GDIエンジンに「ASG」を統合した「GDI−ASG」を搭載。さらに1トンを切る車両の軽量化と相まって、飛躍的に燃費を向上しリッターカークラスの純ガソリン車としては世界で初めて10・15モード燃費約30km/L(社内測定値)を実現しており、より一層地球環境にやさしいクルマとしている。 また、この「GDI−ASG」を搭載した新型車「ピスタチオ」を年内に国内に投入する計画である。
*1 ASG:オートマチックストップ&ゴー(アイドルストップシステム) *2 ピスタチオ:地中海産ナッツ。優しく、淡い緑色で殻のカラカラとした音感が環境、自然、クリーンなイメージに適合。 *3 ガソリン筒内直接噴射方式による層状給気・希薄燃焼を最小排気量で実用化
ピスタチオ(GDI−ASG)
GDIは三菱自動車の登録商標です。
[GDI−ASGの概要] 10・15モード燃料消費率(運輸省審査値)中のアイドリング運転によって消費される燃料は、通常型エンジンで15%、GDIでも10%になり、ここでエンジンを停止させることによる消費燃料削減効果は大きい。しかし通常型エンジンの場合は、停止したエンジンを起動するのに遅れが生じるので、エンジンスタートの手順に一定の制約がつき、違和感があるなど解消すべき課題が多かった。 「GDI−ASG」は、緻密な制御と再起動システム、そしてGDI自体の持つすぐれたエンジン特性によって、これら問題点を解決するもので、車両停止時のアイドルストップ状態(車速0km/h状態/シフトレバー位置ニュートラル/クラッチ結合時)からの再起動操作は、クラッチペダルを踏み込むだけである。このように発進に特別な手順が必要なく、また起動時間も従来型エンジンの数分の1と短いため、エンジンの起動操作にともなう排出ガス特性の悪化や発進のもたつきによる渋滞などの懸念もない。
GDIエンジンの起動特性
スターターの回転を開始後1/6回転で燃焼が起こるので、非常に短い時間でエンジンをスタートさせることができる。
以 上